長女の夢

正社員を辞め大好きなダンスの道を極めたいと

動き出した姉さん

そりゃあ母としては

思うところは色ありますとも。

でもね

しょせん彼女の人生。

後で後悔だけはして欲しくないので

できるだけ黙って見守っている。

たまに現実的なアドバイス

しようもんなら

不機嫌な顔をするもんだから

かつては真っ向から戦ってきたが

今の私には

そんなパワーもないし

力でねじ伏せて

うまくいく年頃ではないし

まぁ、現実の厳しさに悩み

見通しの立たぬ日に

不安がいっぱいなんだろう

彼女は昔から

自分の気持ちを言葉でうまく

表現できないタイプ。

私はダンスでしか

表現できないんだと言う。

確かに踊っている時の

君の表現力は我が子ながらに

カッコいいとは思う。

物事を考える時、

どうも脳をうまく通過しないのだ。

下手に考えようとすると

余計混乱するらしい

視覚、嗅覚、聴覚とかの

感覚器官は全開で反応するが

脳だけは拒否反応すると言う

小学生の頃は私も悩んだ。

塾に言っても伸びず

学習障害の可能性も調べた。

ムダに厳しく教え込んだりもした。

しかし、全て裏目に出た。

ある日私は悟った。

この子はただの

残念賞

できることを

伸ばしてあげるか

中学生の時

数学のテストで落第点をとった。

玄関から廊下、リビングと

まるで宝探しの迷路のように

飾りつけをして

帰宅した私にサプライズをする。

宝箱を開けてビックリ

8点のテスト

これなら怒られずに

きっと母は爆笑してくれるだろうと

彼女の直感通り

私はまんまと

宝探しを楽しんでしまった。

8点じゃ半端でおもろくないなぁ、

どうせなら0点だろ、と

返してしまって反省

こんな教育で良かったのか

私の精神衛生上、

高校生の息子が居ると思おう。

日息子は仲間達と深夜練に励み、

疲れた身体でバイトに行く。

根性だけはある。

今朝も息子は

週1休みにも関わらず

ダンスのレッスンに出掛ける。

聞かなきゃ良かったが

暇人だったもんで聞いてみた。

あんたの夢は?

即答する息子。

黒人

いや、真面目な話で、、、

だから

黒人

やっぱり聞いた私がバカだった。

はいはい

行ってらっしゃい

息子には通訳が必要だ。

黒人さんのような

ボンキュッボンの

引き締まった身体と

彼らのあの感性

彼らのあの美しさ

全てをリスペクトしているのであろう。

いや、それならわかる。

わかりますとも。

それを娘、いや息子は

きっと言いたかったんだろう

いくつになったら

親は安心できるんだろ

まっ、いいか。

忘れちゃいかん。

多くを望むな。

私の子だろうが

元気ならよし

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