2017年最後に高庭梟現在

ここのところ、寝る前に、息子母の話で、

息子が小さかった頃に書いたモノをアップしていて、

それを、面白いと言ってくれる方が多いのですが

今、どんな風になってるか、興味があったら、

長くなりますが、どうぞ、読んで下さいませ〜

涙もろい人は、ティッシュを、ご準備下さい!!

小学2年生の頃、息子が自分で考えた、もうひとつの名前、

高庭梟たかにわふくろうこれが、芸名???笑

この芸名を使って、先日、全国で出版された本の一部を紹介します。

トスカで全日本吹奏楽コンクールの幕を下ろす

西関東の御三家のひとつに数えられる強豪校、埼玉栄高校

今年も西関東大会を突破し、全日本吹奏楽コンクール出場を決めた、

出演順は後半の部のラスト。

フィナーレに向かって日を過ごす部員たちの思いは。。。

出演順1番の苦境を乗り越えてつかんだ代表

1番。埼玉県代表、埼玉栄高等学校。指揮、奥章

9月10日、新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあにアナウンスが響いた。

西関東吹奏楽コンクール高等学校の部。

伊奈学園総合高校、春日部共栄高校と並んで、

西関東の御三家と称される埼玉栄が朝一番で出場するとあって、

会場には多くの観客が詰めかけていた。

コンクールの出場順1番は一般的にもっとも不利だと言われている。

演奏者の眠気が抜けていなかったり、本番前の準備の時間が短かったり、

会場の空気が冷えていて音が響きにくかったりするためだ。

実際、過去に埼玉栄は出場順1番で代表を逃したことがあった。

しかし、全日本吹奏楽コンクール出場をかけたこの日は特別だった。

繊細さが要求される課題曲インテルメッツォを、

柔らかくてふくよかなサウンドで歌い上げ、

自由曲であるプッチーニの歌劇トスカは充分な音量と、

聴く者の心を揺さぶるダイナミクスでドラマティックに演奏した。

朝一番ということをまったく感じさせない快演だった。

2017年の西関東大会吹奏楽コンクールは、

圧倒的な栄劇場によって幕を開けたのだ。

この日は埼玉県、山梨県群馬県新潟県の4県から集まった22校が演奏をした。

審査の結果、西関東大会代表に選ばれたのは、やはり西関東の御三家だった。

埼玉栄にとっては5年連続26回目の全日本吹奏楽コンクール出場決定だった。

埼玉県さいたま市北西部に位置する埼玉栄高校

カリスマ的な指導者である大滝実先生によって、

全国レベルへと育て上げられた吹奏楽部は、

2013年から大滝イズムの継承者である奥章先生が顧問を務めている。

部員数は184人という大所帯だ。

部門に出場して全日本吹奏楽コンクールを目指すメンバー、

そして、それ以外のの部門地区大会のみのメンバーの名称は、

毎年部員たちが決めている。

今年の編成メンバーはィットーリアチームと名付けられた。

イットーリアは自由曲の原曲となった歌劇トスカの歌に出てくる言葉で、

イタリア語で勝利を意味する。

全国大会出場、そして、金賞受賞の思いを込めて付けられた名称だった。

そして、編成のメンバーはやはり自由曲として取り上げた、

ファリャ作曲バレエ音楽三角帽子にちなみ、

ソンブレロチームと名付けられた。

毎日の練習は、練習室の壁に貼られた、

5項目の活動心得を全員で読み上げることから始まり、

練習場所となっている建物の前に集まって合唱曲夜明けを歌うことで終わる。

そう、北海道の旭川商業高校で生まれたあの曲だ。

埼玉栄も歌を練習の核に位置づけているバンドだ。

当初は、国立音楽大学で声楽を学んだ大滝先生が、

あくまで楽器演奏のために歌を取り入れた。

だが、部員たちの人間関係がうまくいっていないとき、

合唱の歌詞というものが子供たちにいい影響を与えるかもしれないと、

毎日の練習後にみんなで歌を歌う習慣を作った。

そして、夜明けを歌った後は、最寄駅まで部員たちが2列になって帰っていく。

そうやって埼玉栄高校吹奏楽部の1日が終わるのだ。

一、他人への思いやりは礼儀です。

一、自分の行動には責任を持ちましょう。

一、活動の意味を考えましょう。

一、愚痴や悪口から得るものはありません。

一、明るい雰囲気づくりは活発な発言への基本です。

この日も、埼玉栄は全員で活動心得を読み上げてから練習を開始した。

部員たちが充実した表情を浮かべているのは、

すでに全日本吹奏楽コンクール出場を決めているからだった。

夢の全国大会まで残された日数は22日となっていた。

旭川商業高校吹奏楽部顧問佐藤淳先生からの言葉

僕は埼玉栄高校のファンだ。

なんでファンかというと、金賞を何度とっても、

たとえ一位になったとしても、けっしておごらず、

コツコツ練習しているから。

でも上手いバンドなんていくらでもいる。

でも上手いだけの音楽を聴きたい人なんていない。

これまで栄高校がどれほど多くの人に感動を与えてきたか。

君たちだけの栄高校じゃないんだぞ。

僕のような栄ファンは日本中にごまんといる。

だから、そういう応援をしてくれる人がいて、

負けて悔しい思いをしている人がいるということを、

忘れてはいけないし、日本のためにしっかりやらなきゃダメだぞ。

そんな中、トロンボーンのパート部屋で、

積極的に指示を出しながら練習を引っ張っている3年生がいた。

パートリーダーの高庭梟。

フクロウは、合唱のときにソプラノパートを歌うほど高い声、

そして、人懐っこい笑顔がトレードマークだ。

フクロウは吹奏楽マニアであることを自認し、

まわりの友人たちがポップスやロックなどを聴くように、

吹奏楽曲を聴くのが好きだった。

特に、強豪校の演奏が好きで、

中学時代には精華女子高校が演奏した、

ルイブルジョアの賛美歌による変奏曲を聴いては、

このトロンボーンの音、理想的だななどと思い、

練習に励んできた。

そして、自分自身も全日本吹奏楽コンクール出場を夢見て、

強豪校である埼玉栄に入った。

昨年は、持ち前の音楽センスで、

2年生にして編成のメンバーに選ばれた。

トロンボーンパートではただひとりの2年生だった。

そして、あこがれだった全国大会に初めて出場した。

本番前、出場団体は広いイベントホールという場所に通される。

本番を待つ複数の学校がこの場所で楽器を準備し、音出しをするのだ。

吹奏楽マニアのフクロウは緊張するよりも、

ここ、テレビに出ていた場所だ!

テレビとかユーチューブとかで見た先生がいる!

と、ひとり興奮していた。

全国大会のステージに出ると、

3階席まである大きなセンチュリーホールの客席を見て、

目の前にお客さんの壁があるみたいだと驚いた。

演奏中はプレッシャーと緊張感にも襲われたが、同時に大きな喜びも感じた。

全国大会で吹くって、なんて気持ちいいんだろう。

こんなにたくさんのお客さんに自分たちの演奏を聴いてもらえるなんて最高だ!

結果は銀賞。

涙を流す3年生の先輩たちの姿に悔しさを感じたが、

フクロウ自身は満足感と手応えを得られた大会だった。

イデアマンの男子、目指すはィットーリア勝利

最上級生になったフクロウは、トロンボーンパートリーダーになっただけでなく、

埼玉栄を音楽的に引っ張っていくコンサートマスターにも選ばれた。

自分みたいにあんまりしっかりしていないタイプは、

執行部幹部にはなれないかなと思っていただけに、嬉しかった。

実は、フクロウにはもっとこうやったら部活や演奏がよくなるんじゃないか

というアイデアがいくつもあった。

コンサートマスターに選ばれたことで、

ようやく自分のアイデアを実現できる手段ができた。

今年度になって、新入生を勧誘する際に、

テーマパークのような楽しい雰囲気作りをしたり、

座奏中心の落ち着いた定期演奏会に、

ストーリー性や視覚的な演出が取り入れられたりしたのは、

フクロウのアイデアだった。

さらに、顧問の奥先生も舌を巻いたのが、

ミニ合奏という練習方法の考案だった。

もともと、しつこいくらいに基礎合奏に力を入れている埼玉栄だが、

ィットーリアチーム55人が集まると、

きちんとできていない部分が隠れてしまいがちだ。

そこで、フクロウは55人を赤青白緑茶黄紫の7チームに分けて、

各8人程度の人数で基礎合奏を練習する方法を提案した。

これなら、うまくいってないところがはっきりわかり、

改善につなげられる。

それだけでなく、フクロウは7チームによる発表会を行い、

挙手で順位を決めたり、

お互いにアドバイスをし合ったりするようにした。

埼玉栄には合奏ノートと呼ばれる、

合奏の際に指摘されたことなどを各部員が書き込むノートがある。

そのノートにフクロウはミニ合奏の発表会の各チームの評価を書いている。

赤ぐみ音ミス音のはじめが合わない息のスピードおそい

青ぐみ音のげんすい響きがあってよかった

これほどまでに問題点がはっきり見えてくるとは、フクロウ自身も意外だった。

ミニ合奏で改善できれば、55人になったときにも音が合いやすくなる。

そして、それが全国に多くのファンがいる美しく豊かな栄サウンドの源となる。

ミニ合奏はィットーリアチームの基礎力向上に大いに貢献したのだった。

フクロウには、どうしても今年の全日本吹奏楽コンクールで金賞をとりたい理由があった。

もちろん、自分自身やィットーリアチームのためもある。

しかし、一緒に名古屋へ行かれない仲間たちにも金賞を捧げたかった。

フクロウが昨年の全日本吹奏楽コンクールに出場したとき、

トロンボーンパートの部員たちが楽器用クロスにメッセージを寄せ書きしてくれた。

それを今も大切に持っている。

15人分のメッセージがあり、それを見るたびにみんなと過ごした時間や、

先輩たちが自分に一生懸命教えてくれたことなどを思い出す。

中でも忘れられないのが、チナツの言葉だった。

フクロウへ

いよいよ全国大会

今回は一緒に行けるので、

演奏は舞台袖で聴いています

応援してます

一見するとごく普通の応援メッセージだが、

3年生だったチナツは編成のメンバーに入れず、

そんぽ代わりに後輩のフクロウがメンバー入りしたという経緯があった。

全国大会後にフクロウは初めて知ったのだが、

チナツは3年生になってから新しい楽器を購入し、

メンバーを決めるオーディションの前には個人レッスンも受けていた。

それほど全日本吹奏楽コンクールへの思い入れが強かった。

自分を押しのけてメンバーとなった後輩のフクロウに対しては、

きっと悔しさを感じていただろう。

しかし、それを表面には出さず、

応援してますと書いてくれた。

サポートメンバーとして、自分たちを献身的に支えてくれた。

そんな先輩の気持ちに応えようと、

昨年の全国大会は金賞を目指したが、叶わなかった。

先輩のためにも、今年こそは金賞をとりたかった。

そして、今年も一緒に名古屋へ行かれない仲間がいる。

同学年のトロンボーンパートは6人だったが、

ィットーリアチームに入れたのは4人だけ。

高校生活最後のコンクールで一緒に演奏できないことに決まった2人は、

ソンブレロチームの一員となって地区大会に出場。

西関東大会後に行われた埼玉栄の演奏会秋演を経てすでに仮引退していた。

そのうちのひとり、ワカナはフクロウにこんな手紙をくれた。

いつも明るくてずーっと笑っていられるトロンボーンパート3年が大好き

今までたくさん迷惑かけたと思うけど、

うちはトロンボーンパートでよかったと思ってるし、

この6人で一緒に吹けてよかった

たくさんありがとう。

ごめんねを言い合えるトロンボーンパートは、

これからも4人団結してたくさんのことを乗り越えていけるはず!!

今までありがとう

大スキ

ィットーリアチームに入れなかったワカナは、

ソンブレロチームのリーダーになった。

そして、フクロウに地区大会で1位をとる!

後輩たちと一緒に1位をとって、来年につなげる!と宣言した。

ソンブレロチームは130人近いメンバーがいるため、

リーダーとして全体をまとめるのは大変だ。

また夢見ていた全国大会に出られないため、

モチベーションが下がっても不思議ではない。

けれど、ワカナは精いっぱいリーダー役として、

ソンブレロチームをまとめ、

公約どおりに1位を獲得してきた。

フクロウはその頑張りを見て自分も励まされたし、

ワカナに対して尊敬の念を覚えた。

悔しさをこらえて自分を応援してくれた大切な仲間たちのために、

金賞をとろうーーー。

フクロウにとっても、最後のコンクールだ。

全国大会の3日後に行われる体育祭での演奏をもって、

ィットーリアの3年生も引退となる。

フクロウは小学校5年で金管バンドに入って以来、

毎日部活に行き、トロンボーンを吹いてきた。

埼玉栄に入ってからも、朝練に取り組み、

放課後は活動心得を読み上げて練習に没頭し、夜明けを歌い、

みんなで2列で下校する日が当り前だった。

そんな吹奏楽部生活が、あとちょっとで終わってしまう。

自分の一部がなくなってしまうかのような喪失感を覚えた。

終わってほしくないーーーけれど、月日を止めることはできない。

だからこそ、最後は、ィットーリアで終わらせたい!

フクロウは強く思った。

この本の著者であり、取材をしてくださった、

オザワ部長さん、ありがとうございました

おかげさまで、知らなかった息子のことを、

教えていただき、感動で、涙が止まりません。

この全国大会に行く前に、息子から

吹奏楽人生最後の全国大会、行ってきます!

と、ラインがきたけど、そういう決意だったんだね。

今は

冬休みでどれだけ自分を追い込めるか!!

センター利用で第一志望に受かる!!

と宣言して、受験勉強中ーーーっ!!

息子ならできると、信じてるっ!!

また私立だから、学費、稼がないとーーーっ!!汗

こんな感じで、一日おきぐらいに、息子と、

ファイトーーー!!と、ラインしてます

だからね、2018年、お母ちゃんマンは、

アツアツで、燃えていくのでござるっ!!

2017年、いろんなことがありました

出逢った、すべての人に、贈りたい。

あなたに逢えてよかった

本当に、本当に、ありがとう。

より、心をこめて。。。